琉球ガラスの一輪挿し

泡盛の杜管理人

2005年10月03日 22:32

琉球ガラスの一輪挿しです。
水色のヒビガラスです。
他には、もうちょっと濃い色の青、完全な透明、赤、などいろんな色がありました。
このタイプで800円ぐらいでした。
こういった琉球ガラスの製品は上を見たらきりがないのですが、そこそこ庶民的なお値段でもそれなりの物が手に入ります。
これなんかも、空港で買うんだったら、国際通りの方がまだ安いと思います。
ちなみに、いけている花は自宅の庭で咲いた花です。

琉球ガラスづくりが本格化したのは、明治時代になってからです。現在のようになったのは、戦後の米軍による占領時代に大量にアメリカから持ち込まれたコーラやジュースなどの廃びんのリサイクルが発端です。
それが今では沖縄での立派な文化となり、おみやげとしても大人気です。
今回の記事は一輪挿しですが、琉球グラスで飲む泡盛はまた格別です。
というか、ワインには専用のワイングラスがあるように、泡盛との相性はもちろん最高です。
廃びんから作るガラス製品なので、ぼってりと厚みがあって、気泡が入っていて本来だったらとても製品とは言えない不良品のような物ですが、逆にその素朴さをうまく生かしています。

最近でこそ、廃びんを使うことは少なくなったと言えますが、材料や道具を無駄にしない日本人が、琉球ガラスを芸術の域にまで高めたのは本当にお見事ですね。

基本的に手ふきで作られているため、一つ一つ手作りです。だから形や大きさ、色合いがみんな違います。

詳しい作り方はここに記事が載っています。








琉球ガラスミニグラスセット5色組