泡盛「りゅうせん」
久々に泡盛の紹介です。
と言っても、泡盛を飲んでいなかったわけではないです。
呑むと記事を書くのが面倒になって
今回紹介する泡盛は、
りゅうせんです。
ひらがなでりゅうせんと書いてありましたが、漢字だと、龍泉です。
酒造所は、沖縄本島名護にある、龍泉酒造。
昭和14年創業で、沖縄本島北部の名護市の多野岳の麓にある酒造所です。
現在は四代に受け継がれ、兄が杜氏、弟が経営という連携で切り盛りしています。
杜氏である兄は、「いい泡盛は、いい麹を造り、いいモロミを育てることで生まれる」といいます。
その製法は、老麹(ひねこうじ)と呼ばれる黒麹を強くはわせ、麹を成熟させることだそうです。
最近では風味を抑えた飲みやすい泡盛造りが主流となっているようですが、この老麹は風味を強調し、寝かせるとまろやかで芳醇な古酒となるそうです。
酒造所の西側には島と島に囲まれた、湖のようにおだやかな内海があります。
この酒造所の代表銘柄である、「龍泉」、他には「羽地内海(はねじないかい)」は北部の美しい海の名をとったものです。
すっきりと爽やかさの中にほのかに日本酒的な甘味があり、後味は非常によいです。
ところで、この「りゅうせん」のラベルは操業当時使用していたものですが、印刷ミスで使用を取りやめていたものを復活させたものだそうです。爽やかな良いラベルだと思います。
また、通常の泡盛は軽い冷蔵ろ過を行っていますが、このりゅうせんは常温の軽度なろ過のみで仕上げてあります。
ところで、この泡盛は、地元船橋市のいろんな泡盛がおいてあるという酒店で購入したものです。
購入したのは、2008年6月ですが、何と、瓶詰めは2004年2月となっています。
ふつう、商品は新しいものほど良いと思われがちですが、泡盛に限ってはそうでもないんですね。
瓶に詰めた後も熟成が進み、勝手に古酒ができあがります。
なので、4年も前の泡盛を見つけたのは偶然とはいえラッキーでしょう。
自宅に置いておいたら、4年も待っていられませんから。
このように、珍しい泡盛を店で偶然見つけるのも楽しみの一つですね。
■りゅうせん
龍泉酒造
30度
一升瓶で、2300円程度。
お勧め度4点
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