泡盛「久米仙 仙華(せんか)」

泡盛の杜管理人

2005年12月08日 00:01

泡盛の紹介「久米仙 仙華(せんか)」です。
久米仙の中でも華になる酒という意味で仙華だそうです。
30度。
720ML入りで、1000円ぐらいだったか。
那覇の歓楽街、松山の居酒屋での価格です。
久米仙酒造(株)
那覇市仲井真155

この酒造所は、1952年創業です。米軍占領下、当時、沖縄ではウイスキーが主流でした。
泡盛といえば、臭いきつい、泥臭い親父の酒として人気がありませんでした。
そんな中、おしゃれなグリーンボトルで女性や若者の人気を獲得し、県内のスナックや酒屋に広めていったのがこの久米仙酒造所です。おかげで、それまで見向きもされなかった泡盛が一躍沖縄の主流となり、現在に至っているというわけです。
これも、その名残か、淡いグリーンの美しいボトルに入っていて、味の方も30度としてはさわやかで軽め、後味もとてもすっきりしています。沖縄県内ではテレビCMも流れているようですね。
香りも少なめです。良い意味ではくせが少なくさわやか、反対に泡盛としての特長が少ないのがこの酒です。もちろん後味もすっきりです。

お勧め度:3点。

国際通り付近でこの仙華が飲める飲み屋さんはこんな感じです。
阪神タイガースの特注ラベルのボトルとかもあるみたいですね。

ところで、この美しいボトルは、従来のように、色つきのビンに紙のラベルを貼るのではなく、ボトルの上部までシュリンクで覆われているシュリンクボトルというらしく、ペット樹脂などでビンのほとんどを覆ってしまいつつ、ボトルを保護し、かつ独自性を出すというものです。
いちいち特注の色のボトルなどは作らずにシュリンクで特徴を出すので、汎用性が高くリサイクルしやすく、またボトルの保護にもなるので環境にも優しいものです。
ペットボトル入りの緑茶などで良く見られますね。

ここの久米仙酒造というのは、常に新しい時代をにらんで商品開発しているのでしょうね。




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