2005年09月18日 00:14
泡盛「北谷長老」です。「ちゃたんちょうろう」と読みます。
「北谷(ちゃたん)」というのは、那覇から北へ少し行ったところにある町の名前です。サンセットビーチが有名ですが、沖縄のきれいな海を本格的に楽しみたいなら、やはり離島に行きましょう。
と言うことで本題の北谷長老という泡盛です。
この泡盛は、玉那覇酒造工場というところが造っている泡盛で、創業150年の歴史を持ち、現在で4代目となる老舗です。この北谷長老は、口コミでその名が広まったらしく、沖縄県内でも、酒造所がある北谷町でしか手に入らないと言うほどだったそうです。いわゆる、幻の酒というものですね。今では、その旨さが全国に口コミで広まり、全国的にも高い評価を得ているということです。しかし、大量生産を行っていないので、関東で目にできることは滅多にないのではないでしょうか?
この泡盛をはじめて飲んだのは、仕事で北谷の人とご一緒する機会があり、その方が持ってきてくれたものでした。もちろんそのときはそんな旨い泡盛があるということなんて全く知らなかったのですが、はじめて一口飲んだときの感動は今でも覚えています。何というか、辛さと甘さが絶妙にバランスされており、口の中で溶けるようにとでも言うのか、しっとりした舌触りが特徴です。もちろん泡盛独特のしっかり感も持っているのですが、香りの割には臭さというか焼酎のマイナスイメージはこれっぽっちもありません。
玉那覇酒造工場。北谷町字吉原63
この前、那覇市内のスーパーで偶然見つけてもちろんゲットです。720ml入りの瓶で約1700円ぐらい(はっきり言って格安だと思います)。
30度。
お勧め度:5点。
水割りよりも、ロックで飲みたい泡盛です。これを飲んだことがない方は、見つけたらぜひ一度飲んでみてください。
その、北谷長老の箱にはこんなことが書いてあります。
慶長の始め、
北谷の地に生まれ
高僧として名高い北谷長老(南陽紹弘禅師)は、
琉球に初めて臨済宗心寺派の禅宗を伝え、
生涯を民に尽くし尊崇されたという。
病の人あらば薬餌を与えて癒し、
祈祷を棒げ厄災を除き、
自ら農事に親しんだ。
悠久の時を超え、
滋味深き名酒は珠玉の心を今に伝える。
本場泡盛 北谷長老。
こんな旨いお酒が、普通の値段で手にはいるのは本当にありがたいですね。
クースもあるようで、こちらも飲んでみたい泡盛の一つです。
古酒の旨味の「25度北谷長老720ml」