花酒(泡盛の一種)・与那国
与那国島の泡盛は、日本で唯一60度の高いアルコールの泡盛製造が許されています。
度数があまりに高いので、焼酎ではなく分類状はスピリッツですが。
今回は、さすがに、60度ではなくて、43度の方の与那国です。
もちろん与那国島の泡盛。
タイ米だけを原料としてつくられる泡盛の製造工程中、蒸留時に「ハナサキ」と呼ばれる特別の初蒸留部分、いわゆる一番搾りだけを抜き取ったものを厳密には花酒と呼ぶようです。
花酒の特徴は、この高いアルコール度数にもありますが、芳醇な香りと濃厚なトロミで、この高い度数故に冷凍庫に入れても凍結しません。
谷川岳などのちょっと硬度が高い美味しい水に注ぐと、ほんわかと白くなります。
台湾にほど近い、与那国島独特の泡盛。
普通の泡盛ともひと味違った癖がありますが、嫌みという感じではなく、想像以上にすっきりとしたのみ口でお勧めです。決して泥臭いという感じではありませんね。
できれば、60度のものをいったんストレートで味わってみてはいかがでしょうか?
クバ巻きのビンも良い雰囲気を出しています。
お土産に最適の泡盛かと思います。
与那国島に3つある中でも最も古い酒造所の泡盛です。
今なお直釜式の蒸し器と蒸留器を使用し、昔ながらの製法で泡盛を造り続けています。
泡盛
与那国
(名)崎元酒造所。
沖縄県八重山郡与那国町字与那国2329。
お勧め度;4点。
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