泡盛「どなん」

泡盛の杜管理人

2005年08月07日 16:46

どなん

この酒を初めて飲んだのは、会社で石垣島出身の人が買ってきてくれた物でした。
はじめは、ちょっぴりなめる程度でしたが、それはもう強烈です。
ウォッカをストレートで飲んだことある方いますか?
あんな感じです。火を噴きます。
クバ巻きの「どなん」はアルコール度数なんと60度。(45度などもありますが)
こういった物を花酒と呼んでいます。
酒税法か何かの関係で、日本の焼酎は45度以下にして販売しなければならないとされているようです。
ところが、与那国島にのみ許されているそうです。
この花酒は、蒸留酒である泡盛の最初の一番濃い部分(いわゆる一番搾り)のみを集めた原酒です。したがって、酒税法上は焼酎ではなくて、ジン、テキーラなどと同類のスピリッツに分類されています。
ちなみにこのお酒を沖縄で買って本土に持ち込もうとすると、飛行機の機内持ち込みが禁止されます。燃料などと同じような少量危険物の扱いです。

で、なんで花酒かというと、このお酒を水で割るとうっすら白濁したような乳白色になります。とくに、硬度の高い硬水だと顕著です。これが、まるで花が咲いたようなので、「花酒」だそうです。自分の場合、ストレートは、ちょっと味わって、後はつめたーい水割りで飲みます。水割りでも、それなりに濃いのですが、しっかりした味わいで、これぞ泡盛といったところでしょうか。一度は飲んでみたい泡盛です。
ちなみに自分の感覚だと、このお酒は、封を切った後は早めに飲んだ方がよいようです。何かアルコールが飛んでしまっているような気がします。

国泉泡盛合名会社
与那国町字与那国142

●おすすめ度 4点
●価格:(60度の600MLグバ巻きの場合)
 本土では、約3500円ぐらい
 沖縄県内では、2800円ぐらい
おみやげ用の小さな瓶もあります。
グバに巻いてない方が少し安いです。味は同じ(はず)なので単に飲みたい方はこちらの方がおすすめです。という筆者はいつもグバ巻きの方を買ってしまいます。





国境の島の泡盛!花酒「どなん」60度(600ml)


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