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2005年08月12日

古酒(クース)

いろいろな銘柄のある泡盛ですが、「古酒」(クースと読みます)という物があります。
一般的に熟成3年以上でクースというようです。
泡盛は蒸留酒なのですが、普通の物でも、蒸留してから3ヶ月以上は熟成させるようですが、特に3年以上(長芋のになると10年とかもっと)熟成させた物が「クース」です。
この熟成が長ければ長いほど、味わいがマイルドになって旨みとコクが出てきます。
まるで、ワインのようですね。
古酒(クース)

各社ともクースづくりにはコツがあるようで、洞窟の中で寝かせたりすることもあるようです。音楽を聴かせるとか。
で、泡盛クースの特徴なのが継ぎ足し継ぎ足しながら作る「仕次ぎ」という手法です。
・新酒を何年かおきに貯蔵しておき、一番古い物を飲む。
・減った分だけ、次ぎに古い酒から移す。
・その次に古い物を2番目に移す。
・この繰り返し。

こうすることで、いつまでたってもクースが減らないというありがたい方法です。
このやり方は、泡盛だけみたいです。
これは、第二次大戦の激戦沖縄戦でほとんどのクース蔵が壊滅的な被害を受けてしまって、国宝級のクースは現存しません。悲しい限りです。
現存する最古のクースでも
140年物だと言うことです。


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Posted by 泡盛の杜管理人 at 06:41│Comments(1)泡盛について
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早くもネタ切れ【甕の巧より年の劫】at 2005年12月01日 15:38
この記事へのコメント
■わらしべさん
トラックバックありがとうございます。
クースというのは、売っているのも飲むだけでなく、自分で育てる楽しみもあるといいますね。自分もそのうちやってみたいです。
ところで、クースを家で自家製で作る場合に多い失敗が、栓が甘かったから、数年後に開けてみたら中が空になっていたとか、回りの臭いが移ったとか言う記事を良く目にします。
もう少しネタがあるので、そのうち記事にしてみます。
Posted by 泡盛の杜管理人 at 2005年12月01日 19:31
 
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泡盛の杜管理人です。 泡盛と沖縄が大好きです。
「焼酎、特に泡盛は体に良いのでどんどん飲むように。」と医者からいわれたと、勝手に解釈してほぼ毎日実践しています。 沖縄体験と出張から得た泡盛ネタを中心にコメントしていきます。
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