2005年09月05日 23:01
これは、安里のりうぼうというすーぱーで購入しました。かなり酔っぱらっていたので値段は覚えていません。なぜか900mlという変わった容量のびんで売っています。
びんの口のところに縄が付いていて、こういう小細工が何ともうまそうに見せてくれます。
胴の部分が太くて、特徴的なびんですね。親方の酒ってぐらいだからいかにも、辛口のきつい酒かと思いきや、かなりドライであるにもかかわらずさらっといけてしまいます。男性的とでも言うか、シャープな感じです。さすがに「親方の酒」というだけのことはあるか。
32度。
お勧め度:4点。
お値段は酔っぱらっていたのでわかりません。菊之露というのは、宮古島の泡盛で県内でもトップクラスのシェアを持っています。こちらは、普通の菊之露(ブラウンの角瓶)と比べても、かなりドライですね。ぜひロックで一度飲みたい泡盛です。口に含んだ時最初に下で味わうと、この泡盛独特の辛みが心地よく口の奥・そして鼻腔へと感じられると思います。ドライといっても、その中にマイルドさが適度に含まれています。
操業1928年。ひとしずくずつ丹念に愛情を込めて作られています。「菊之露」というのは、創業者中尾菊次郎氏の名にちなんでおり、かつ中国の伝説に登場する菊の枝からこぼれ落ちる命の水にも由来しているそうです。
菊之露は、今回紹介した物の他にもいろいろなバリエーションがあり、それぞれ独特の味わいを持っていますが、やはり一貫して菊之露だというような統一感もあります。
そもそも、宮古島は珊瑚礁の隆起によってできた石灰岩の島です。標高が最高で60mと低く山や川はありません。一方で、100箇所以上にもぼる湧き水があります。当然、この石灰質の地層で濾過されているので、いわゆるミネラル分の多い硬水ですね。硬水は、泡盛の減量ともなる黒麹菌との相性がよいらしく独特な硬水が泡盛のまろやかで澄んだ味わいを出しているのでしょう。
菊之露は、現在久米島の久米仙と並んで、泡盛の中で大きなシェアを持っています。伝統的な作り方を大切にしながら昔ながらのファンにも喜んでもらえるような泡盛造りがモットーだそうです。実際そうだと思います。大量生産のために、近所の蔵を蔵買いして味を落としていった一時期のブームの日本酒のようになって欲しくないですね。
昔ながらの常圧蒸留で、大型仕込みで1日あたり10,000リットルの製造能力を備えています。貯蔵はステンレスのタンクで、酒の質に合わせて甕や樽などを使い分けています。これだけ大量生産しながらも、いつまでも変わることのない本物の味を維持していると言うことは賞賛ですね。
【500年の歴史を持つ泡盛の傑作!】菊之露 30° 1.8L
【ラフティ大350g 豚皮付バラ煮込み】醤油、泡盛、砂糖でじっくりと煮込んだまろやか仕上げ!Code-27